●スナック編●
ちょっと・・・メガネ返して。俺のだから、それ。ちょっと、おっちゃん?・・・・はよ返しなはれ。
みっ!!?・・・見えるっ!!?
じまっ字幕が見えるぞっ!!!!!
唄えちゃったりなんかしてーーーーーー!!!!俺っ!!!!
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「兵庫県から来ました、32番、ヤーン。唄いますは"イレーヌの場合は"です。
数々の苦労を乗り越えてようやく明日が見えました。そんな時この曲が・・・云々・・・」
イレーヌ:「ヤーン、また太ったんじゃな〜い?」
カルメガネ:「俺のメガネを返せってば・・・ダメだ。このおっさん聞いてやがらねえ」
ダーズ:「お嬢さん・・・太ったって話ぁ ・・・・やめましょうや・・・。」
イレーヌ:「あっ・・・・・・・・・・。そうね?」
カルメガネ:「お前そうして見ると、本当に豚にしか見えねーな。おっと。
それよりヤーンの奴メガネ返せよ。畜生。」
ダーズ:ガーーーン
イレーヌ:「あたしが♪お馬鹿さん♪って唄われているわ?」
ヤーン:「♪イレーヌの場合は〜♪」
カルマン:「この話、収集つかねーぞ??!とっととメガネ返せよ!!」
カルメガネ:「あーあーイレーヌ寝ちまったよ。いっつもこれだ」
ヤーン:「良い唄過ぎたのかな。きっと。それで眠ってしまったのかな。きっと」
ダーズ:「どれ。そのめがね、ちょっとわしにも貸さんかね」
ヤーン:「ええ ど〜ぞ、ど〜ぞ。差し上げます。あっ、カラオケの時は一緒に使いましょうね?」
ダーズ:「ふむふむ・・・どれどれ?」
カルメガネ:「おい、いい加減にしろ。俺のメガネを返すんだ。死神コスプレの吸血鬼の動きよりも速く返せ!!!」
モーゼス:「やっぱりここに居たのか・・・。帰ろうよ、カルメガネ?」
カルメガネ:「帰れねーんだよ!あいつらが俺のメガネを奪っちまったんだ!!」
ダーズ:「無意味に人を豚呼ばわりするからだよ」
ヤーン:「えーっと、次はどの曲行きましょうかね?・・・70年代ヒットSONGメドレーが良いかも。」
モーゼス:「・・・豚と呼ばれるならまだマシだ。だってさっき僕『情けなくなったブラックジャック』って言われたんだから・・・」
カルメガネ:「くそっ!誰がそんな事を・・・!!? ちくしょーっ!!つまりお前は、死神のコスプレをした、
情けないブラックジャックみたいな吸血鬼だって言われたんだな!!?何てこった!」
モーゼス:「え?そこまで言われてないよ?カルメガネ?」
カルメガネ:「俺のメガネを返せって言ってるだろうが〜!!!!!!」
ヤーン:「ええええ?嫌だな・・・仕方ないなぁ。返すよ、ほら。」
カルメガネ:「よっしゃぁぁぁぁ。おらぁぁぁぁ。気合入ったァァァァ!!!!
ママ!!!!!チェック!!!!」
グドリフ:やはり今夜もここに集まっているんだな・・・イレーヌは寝てしまっているだろう。もう三時だから・・・
それにヤーンとダーズはまたカラオケに興じているんだろう。
これまで何度、ここへ彼らを迎えに来たか・・・数え切れないほどだ。いつからか・・・みんなの保護者気分になり・・・。
今夜もルルーを寝かせ付けてから迎えに来ている。なんていい奴だろう。きっと皆がそう思っているはず・・・
店の扉:ガラッ
スナック『シフコ』ママ:「ありがとぉ〜、また来てね〜。おやすみなさ〜い。」
出てくるカルメガネとその後ろを行くモーゼス
グドリフ:「お前らまた飲みすぎたんじゃないのか?」
モーゼス:「一滴も飲んでないよ、カルメガネは酔ってるみたいだけど」
カルメガネ:「俺はメガネが元に戻って、今さいっこおの気分なんだよぉぉぉ」
グドリフ:「で・・・イレーヌは寝たんだな?そしてヤーン達は歌ってるんだな?」
モーゼス:「うん。本当にグドリフは優しいんだな・・・。なんていうか・・・無駄に八の字眉毛じゃないって言うか・・・」
カルメガネ:「無駄に緑のメガネなんかしてねえよ。お前、スキーのプレイヤーみてえな
死神コス吸血鬼って言われても気にすることは無いぜ!」
グドリフ:「・・・なんか今日無駄に酷くないか?カルメガネ?」
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